交通事故と障害年金
障害年金コンサルタント、社会保険労務士の中島です。
今回は、交通事故と障害年金、という題で書いてみたい、と思います。
私は、過去に「自動車事故(人身事故)の査定」を仕事としていたことがあります。
交通事故の被害に遭われた方の、治療費や慰謝料、仕事を休んだ分の補償(休業損害)等がいくらになるか、計算したり、事故現場の調査を行ったりと、今とは全く別の仕事です。
今は「障害年金の請求代行」を仕事としている訳ですが、自動車事故によって、高次脳機能障害(脳の損傷により、新しいことを覚えられなかったり、性格が著しく変化されたりする障害)を負ったお客様が来られた時に、その時の経験が活きています。
交通事故が関係する障害年金では、損害賠償額の内訳、内容を精査し、支給調整する部分を確認したり、事故状況をまとめたりする必要があります。年金以外の保険給付からの支給調整が関係することもありますので、その確認をすることも必要です。
お客様の中には、就職や結婚を目前にして、交通事故に遭い、予定されていた人生とは全く違う歩みを進められている方もいます。
私の立場としては、保険全体から、最善の選択肢が何かを判断し、事故の被害に遭われたお客様に、障害年金コンサルタント、社会保険労務士として全力でサポートすることです。
悲惨な交通事故が後を絶ちません。
何かありましたら、ご相談ください。
参考 国立障害者リハビリテーションセンター
高次脳機能障害情報・支援センター:高次脳機能障害を理解する